2019年04月30日

Birder special 日本の渡り鳥 観察ガイド

「買おうかな」と思っていたら寄贈本が届きました。すごく得した気分。ありがとうございました。

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日本と渡り鳥 観察ガイド
先崎理之/梅垣佑介/小田谷嘉弥/先崎啓究/高木慎介/西沢文吾/原星一
文一総合出版 2800円+税


今一番元気な中堅バーダーたちが書いた本です。
普通の観察ガイド(見つけ方や観察地や鳥の紹介)にあるような内容だけでなく,渡りのメカニズムや形態などの生態的なことや見つけ方についても鳥の生態の側から解説しているところが,他書とちがうところで,楽しく勉強になるところです。
この辺りはぼくの個人的な趣味かもしれませんが,観察会での話などにも役に立つんではないかと思いますので,読んでみることをお勧めします。


posted by ばーりさ at 13:14| 書籍紹介

2019年04月27日

中央公園4月27日調査報告

雨上がりの公園
時折、高木の枝葉から雨の滴が落ちてくる肌寒い朝。
それでも、公園は鳥たちの鳴き声で騒然としていました。

昨日の荒れ模様を公園で避けていたのでしょうか。
公園にはヒヨドリの群れが目につきました。
小群でしきりに枝や葉の間を虫を探し動き回っていました。

コナラの樹冠から複雑な節回しの囀りが聞こえてきました。
コサメビタキ。
今春の初認です。
姿を探すものの、なかなか見つかりません。
それでも、枝に飛びつく動きで見つけられました。

近くの茂みでリズミカルに囀っているのはキビタキ。
と、枝先から地上付近にもつれるように落ちる2羽。
落ちた付近を探すと低木の枝にキビタキの雌がいました。
雄が雌に言い寄った?のかもしれません。
今朝は公園に少なくとも4羽のキビタキが記録できました。

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   (朝陽に輝くキビタキの雄)

しばらくすると、茂みの高いところでオオルリの囀り。
一目見ようとみんなでキョロキョロ。
植栽木の枝の中で白いお腹を見せながら囀る姿が確認できました。
オオルリも少なくとも2羽いたようです。

一方でセンダイムシクイやエゾムシクイの声は聞こえませんでした。
近くの社寺林では囀りが聞かれたのですが…。

先週まで記録されたツグミやシメの姿はありませんでした。
もうこの公園を後にしたようです。

調査終了時刻になって太陽が顔を出してくれました。
うっすらと陽の光に照らされたキビタキの雄。
ひと際輝いていました。

待ちに待った夏鳥の飛来。
朝から得した気分になったのは私だけでしょうか。

参加者4名 記録種数20種 記録個体数103羽
次回は5月11日午前6時30分からです。担当BR:平野

posted by ばーりさ at 12:10| みにクル報告(宇都宮)

2019年04月24日

今年のさえずりの早さは平年並みのところが多い?

4月から森のライブ音の聴き取り調査をしています。
北海道富良野,埼玉県秩父,山梨県山中湖,長野県志賀高原に東京大学のCyberForestプロジェクトにより設置されているライブマイクで聞くことのできる鳥の声を聞き取る調査です。今年は毎朝5-7名ほどの参加で実施しています。鳥の聞き分けの練習がてら参加していただいている人が多いので,興味ある方はご参加ください。



調査スタートからしばらく経ったので,今年のさえずりの様子が見えてきました。
まず一番北の富良野。こちらのさえずりはやや早めの印象です。

富良野.png

赤い線が今年のさえずり頻度を示していますが,過去の記録(ほかの色)よりも早くから上昇していることがわかります。


次に北に位置する長野の志賀高原は一転して,やや遅めの印象です。

志賀高原.png

ヒガラはそれほどでもなく真ん中くらいですが,ルリビタキの立ち上がりは今までで一番遅いです。


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今年は雪が少なかったのですが,4月に入ってから何度か雪が降るなど,一転,冬に逆戻りしてしまった影響なのかもしれません。


そして,秩父,山中湖は平年並みでしょうか。

秩父.png 山中湖.png

どちらも,これまでの年の真ん中くらいのところを赤い線が推移しています。


ここ数日は,毎日のように夏鳥の初認がされていて,今朝も志賀高原でエゾムシクイが初認されました。家に居ながらにして山の季節を感じられますので,聞き取り調査は早朝なので,参加が難しい方も,ライブマイク,聞いてみてください。








posted by ばーりさ at 15:21| 活動報告

十勝にガンカモ調査に行ってきました。

先週の4月17-18日に神山・佐藤で、モニタリングサイト1000調査地の北海道十勝地方へガンカモ調査に行ってきました。

ここはガン類が多い地域で、餌場の農耕地にいるマガン、オオヒシクイ、シジュウカラガン、ハクガンなどを車で移動しながらカウントします。その様子をお見せしたいところですが、農地の調査中はカウントに熱中していて写真を撮っていなかったので、ねぐらのひとつになっている生花苗沼で夕刻にドローンからマガンの群れを撮った写真をご覧に入れます。

湖面の長方形に明るくしてあるところにマガンの群れがいました。700-800羽ほどです。写真が切れていますが、もう少し右寄りにも少しいます。
DJI_0016マガン遠景s.jpg

近づいてみると、マガンです。
マガン接近.jpg

マガンは岸から離れた場所にねぐら入りしますが、望遠鏡で見ると距離感が分からないので対岸寄りにいると錯覚しがちです。今回もドローンを対岸まで飛ばして、「いないなあ」と思って戻ってくる途中に群れを見つけました。
生花苗沼衛星by地理院s.jpg

最後にもう一枚。私たちがいた生花苗沼の南側で、岸のそばを行ったり来たりしていたクロガモたちです。1羽のメスを押すが取り囲んで、ピューピュー鳴いていました。お隣の長節沼でも、姿は見えませんでしたが、海の方からクロガモの声がしていました。クロガモの声は、さえずりナビで聞くことができます。https://db3.bird-research.jp/saezuri/birdsong/detail/268
クロガモ生花苗沼s.jpg
posted by ばーりさ at 11:50| 活動報告

2019年04月23日

みにクル九十九里浜北部でシギ・チドリ類調査(奴賀)

いつもシャレオツなランチの奴賀さんによる、シギチドリ調査のみにクルレポートです。調査への参加や興味がある方は是非。

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4/22、みにクル九十九里浜北部でシギ・チドリ類調査に行ってきました。
参加者は常連のSさん、Aさんの2名。

写真1IMGP0027参加者.JPG
奥の突堤の手前にいるシギチの群れを識別中。

最近の九十九里浜北部はシギチにあまり出会えなくて、ちょっと心配をしていたのですが、
半分くらい調査が終わったところで、やっと100羽越えの群に会うことができました。

しかし、今日は砂浜から湯気が出て視界がイマイチだったり、シギチが遠かったり、風が微妙に吹いていたりで、観察条件がそれほどよくありません。。。
さすがにミユビシギとハマシギの識別が難しく、歩いて近づいたりして、なんとかみんなでカウント。

写真2IMG_6185ミユビとハマの群れ.jpg
ミユビシギとハマシギの群れ。


観察できたシギチは、
ミユビシギ150羽ほどの群れ、メダイチドリ数十羽の群れ、ハマシギ、チュウシャクシギ、シロチドリ、コチドリ、イソシギ、キョウジョシギ、という感じでした。

調査終了後に立ち寄った砂浜では、ハマシギ100羽ほど、メダイチドリ40羽ほどの群れにも出会うことができました。
調査範囲ではないのですが。。。

写真3IMG_7199メダイチ群れ.JPG
メダイチドリ、何羽見つけられますか?
20羽以上はいますよ。


その他、後背地の草地ではセッカ、ヒバリ、ホオジロが絶え間ないほどさえずっていたり、
キジの鳴き声やサンショウクイの声、コアジサシ、繁殖羽のアカエリカイツブリ、ヒメウなども見られ、春!、という感じでした!


本日のランチはハワイアンなカフェ。
写真4IMG_6195ランチ.jpg
(注:ランチなのにパンケーキを食べているのは私ではありません)
posted by ばーりさ at 10:48| みにクル報告