2018年12月29日

中央公園12月29日調査報告

今日で2018年最後の調査。
昨日からの寒気で厳しい冷え込みです。
公園の池も半分以上が凍結。
庭園のシモバシラが今冬初めて白く「氷」が付いていました。
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(今冬初のシモバシラ。残念ながら剪定されていた)

公園は今朝もアトリの声があちこちから聞こえています。
さらに何かに驚いて飛び立つ一回り大きな鳥の一団。
イカルです。全部で21羽。
今冬初記録です。
しかし、そのまま東へ飛去。
残念ながら戻ってきません。

アトリは前回よりやや少なく最大50羽程度の群れ。
今朝もケヤキで採食する姿を見ることができました。

アトリは年によって飛来数が異なります。
そこで2003年以降のアトリの記録を見直してみました。

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(2003年冬から18年冬のアトリの最多記録数の変動)

すると、記録個体数が多かった年は2008年、11年、15年、18年冬でした。
08年冬以降では3〜4年ごとに群れが飛来していることがわかりました。
食物となる木の実の豊凶と関係があるのかもしれません。

一方、シメの記録数。
ここ5シーズンの10月から1月の10日ごとの最多個体数を比較してみました。

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(2014年から18年冬の10月から1月の10日ごとの最多個体数)

今冬の12月(赤のライン)はほかの4シーズンより多いことがわかります。
15年と17年は1月から2月にかけて70羽以上の大きな群れが飛来しました。
はたして、18年冬はこの後どうなるのでしょうか。
楽しみです。

今年は公園での記録種数はここ5年間では少ない冬です。
冬鳥のシロハラもまだ1、2羽です。
この後の鳥たちの越冬状況が気になります。
今朝記録されたイカルは居ついてくれるのでしょうか。
来年に期待です。

参加者9名 記録種数19種 記録個体数236羽
次回は、1月5日、午前7時からです。担当:BR平野
posted by ばーりさ at 13:53| みにクル報告(宇都宮)

茨城県のハス田の防鳥網に関する署名のお願い

バードリサーチの研究支援プロジェクトで支援している「防鳥ネット羅網死根絶に向けたハス田におけるカモ類の採食方法とその頻度の解明」で対策のための署名をあつめています。

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趣意書はこちらからご覧いただけます
 https://www.wbsj-ibaraki.jp/wp-content/uploads/2018/11/SignatureInfo.pdf

そして署名要旨はこちらからダウンロードいただけます。
 https://www.wbsj-ibaraki.jp/wp-content/uploads/2018/11/SignatureForm.pdf

年末年始,いろいろな人に会う時期と思いますので,ぜひ,署名の働きかけなど,ご協力お願いいたします。
posted by ばーりさ at 09:02| 研究支援(近況報告)

2018年12月28日

研究誌Bird Researchアワード2018

最後は今年,研究誌のアクセスの多かった論文です。

1位 鳥類の生活史・生態・形態的特性データベース
http://joi.jlc.jst.go.jp/JST.JSTAGE/birdresearch/7.R9
7巻のこの論文が1523ダウンロードで断トツ1位でした。
モニタリングサイト1000の解析のために,陸生鳥類の生態情報を集約したデータベースで海鳥は入っていませんが,いろいろな解析の際に便利なので,ダウンロードが多いのだと思います。


2位 リュウキュウサンショウクイの分布拡大
サンショウクイ.JPG
http://joi.jlc.jst.go.jp/JST.JSTAGE/birdresearch/7.A33
今年の冬,各地でリュウキュウサンショウクイ多いみたいですね。そんなこともあってか,この論文が第2位。1163ダウンロードです。リュウキュウサンショウクイ,観察されたら,ぜひご報告ください。将来こうした論文に反得されます。
http://www.bird-research.jp/1_katsudo/sanshokui/index.html


3位 カラス類はどんな出し方のごみを荒らすのか
http://doi.org/10.11211/birdresearch.12.a19
カラスのゴミ出しの論文が3位でした。こういう対策に役立つ論文は,きっとダウンロードしている層もちがうんでしょうね。そんなこともわかると良いのですが。


4位 四国西部におけるサンジャクの野生化
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https://doi.org/10.11211/birdresearch.14.S1
ちょっと以前の論文が続いていましたが,今年の論文がようやくランクイン。ニュースレターでも閲覧数の多かったサンジャクの論文です。こういう新たに記録されるようになった鳥の注目度は高いですね。


5位 オジロワシおよびオオワシの飛行行動の違い
http://joi.jlc.jst.go.jp/JST.JSTAGE/birdresearch/6.A43
風車のバードストライクに関係するからか,この論文も毎年のように上位に入っています。


今年も研究誌は9本の論文を掲載することができましたが,来年も,興味深い論文を掲載していきたいと思います。何か面白いデータをお持ちの方は,ぜひ,ご投稿ください。


では,よいお年を。


posted by ばーりさ at 20:01| 活動報告

2018年12月27日

バードリサーチニュースレターアワード2018

Facebookに続き,今年たくさん読まれたニュースレターについてお知らせします。

1位 ツバメの親はヒナに貝殻を運ぶ
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http://db3.bird-research.jp/news/201608-no5/

「ツバメの子安貝」での検索で来ているのではないかと思われますが,2016年の記事が堂々の1位です。一般の人が興味を持つような記事から,うまくバードリサーチに誘導して,さらにそういう人が参加して楽しめるような調査もあわせて組めるといいんでしょうね。でも,「季節前線ウォッチ」はあるのですが,なかなかうまくそうした流れをつくれずにいます。来年以降の課題です。


生態図鑑 ドバト
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http://db3.bird-research.jp/news/201603-no3/

生態図鑑はやはり人気で,上位に2件入ってきています。そこでのトップがドバトというのはちょっと「バードウォッチャー」的には意外ですが,一位のツバメの子安貝といい,一般の興味を考えると妥当なのかもしれません。


研究誌 四国西部におけるサンジャクの野生化
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http://db3.bird-research.jp/news/201802-no3/

 3位には研究誌の記事が入ってきました。新たに野生定着がはじまっているサンジャクについての記事です。来年も研究誌には興味深い論文を掲載していきたいと思います。何かネタをお持ちの方はぜひ投稿ください。


生態図鑑 ヒドリガモ
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http://db3.bird-research.jp/news/201601-no3/

4位は再び生態図鑑。なかなか執筆者がいなくなってしまい,今年は3本しか出すことができませんでした。こちらでも依頼を進めているのですが,自薦他薦があれば,事務局までお知らせください。


オオタカの繁殖状況のモニタリングにご協力ください
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http://db3.bird-research.jp/news/201802-no2/

Facebookアワードに続き,ニュースレターでもオオタカの記事がランクイン。オオタカの種の保護法解除後のモニタリングを開始した記事です。全国のオオタカの繁殖状況をモニタリングして,危ない状況になるようなら,再び環境省などへ働きかけようというプロジェクトなのですが,残念ながら中四国の情報がほとんど集まってきていません。中四国もちろんほかの地域でもかまいませんので,オオタカの巣の観察をされている方がいらっしゃいましたら,ぜひ調査にご参加ください。


次回は最終回 研究誌Bird Research誌 アワードです。ブログ記事アワードがあれば良いのですが,集計が大変で,あきらめました。
posted by ばーりさ at 18:31| 活動報告

2018年12月26日

バードリサーチアワード 2018 (Facebook編)

2018年もまもなく終わりです。今年もバードリサーチへの活動にご協力いただき,ありがとうございました。
アクセス数の上位をもとに今年を振り返っていきたいと思います。

Facebookアワード2018

「いいね」の多かった記事を集計してみました

1位 ダーウィンが来たのツミの番組に協力
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434の「いいね」をいただきました。最近はツミの繁殖の途中失敗が多く,最初に撮影していた巣は,のきなみ途中で失敗してしまい,再度撮影できそうな巣を新たに探してあげたりと,番組協力は煩わしいところも多いのですが(Yさん読んでたらすいません)。各地に出張で伺った際に「ダーウィン見たよ」とか言っていただけたり,コミュニケーションのネタとしてはかなり役だったので,今後も機会があれば協力したいと思います。


2位 ゴールデンウィーク,イソヒヨドリ・ガビチョウ・ホンセイインコ調査
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ゴールデンウィークの企画調査として行なったこの調査にはたくさんの方に調査に参加いただき,情報もたくさん集まり,全国鳥類繁殖分布調査へも反映することができました。来年も参加しやすく,成果の上がる調査を考えて実施していきたいと思いますので,ぜひ引き続きご参加ください。
http://db3.bird-research.jp/news/201805-no2/


3位 たくさんの子を連れているカワアイサ
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可愛いヒナが親にたくさんついていく様子は「インスタ映え」したのも大きいのだと思いますが,234人の人が「いいね」してくれました。バードリサーチページのフォロワー数もぐっと増えたのですが,ほかの時はそんなことないのですが,この時は数日後のいいね抹消も多く,うちの活動的には当たり前かもしれませんが,「可愛い」で来た人が,「このページ,あんま可愛くないや」と,うまく取り込めなかったようです。このあたりは広報戦略を考える参考になりそうです。
http://db3.bird-research.jp/news/201808-no1/


4位 オオタカモニタリングを開始
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オオタカの種の保護法解除後のモニタリングを開始した記事です。全国のオオタカの繁殖状況をモニタリングして,危ない状況になるようなら,再び環境省などへ働きかけようというプロジェクトなのですが,残念ながら中四国の情報がほとんど集まってきていません。中四国もちろんほかの地域でもかまいませんので,オオタカの巣の観察をされている方がいらっしゃいましたら,ぜひ調査にご参加ください。
http://db3.bird-research.jp/news/201802-no2/


5位 モンベルの寄付Tシャツを販売開始
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今年から,高山帯調査のための寄付つきのTシャツの販売がはじまりました。好評につき来年も販売される予定です。売り上げの一部が高山の鳥の調査費として寄付いただけるので,ぜひお買い求めください。機能性素材のTシャツなので,汗をかいても,いい感じで活動できます。
http://db3.bird-research.jp/news/201802-no5/

次回はニュースレターの記事についてご紹介します。

posted by ばーりさ at 21:33| 活動報告