2017年10月28日

中央公園10月28日調査報告

今日も曇り空の生憎の朝。
でもどうにか調査中は雨の心配はないようです。
公園の樹木もだいぶ色づいてきました。
ユリノキの葉も黄色味を帯びてきました。

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    (色づき始めた木々)

雲が垂れ込めている割には鳥たちは活発に動き回っています。
3か所からシジュウカラの鳴き交わす声。
中に甲高いヒガラの声も混じっています。

さらに、メジロの鳴き声もあちこちから聞こえてきます。
と、メタセコイアの梢からメジロの一団が空へ駆け上がっていきます。
全部で23羽の群れ。
さらに、ツグミ4羽の群れも。
ツグミは今週の初認です。

大池ではカルガモに混じってオオバンとマガモの雌各1羽。
オオバンはこの季節に見られることが多いようです。

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    (今秋も飛来したオオバン)

上空をシメやビンズイが鳴きながら通過。
さらにイカルの地鳴きも聞こえてきました。
茂みでは大形ツグミの地鳴きが…。
シロハラ?それともマミチャジナイ?
時折、飛び出しても逆光で種を判別できません。
本当にフラストレーションの溜まる鳴き声です。

植え込みからホオジロ属の地鳴きが聞こえてきました。
声の高さからクロジのようです。
カシの茂みでクロジの雄を発見。
ここ数日、この調査地の近くの里山や小さな公園でクロジを見かけます。
渡りのピークなのかもしれません。

先週までの悪天候で記録種数も伸び悩んでいました。
しかし、今朝の調査で例年と同じ38種が記録できました。
ここ4年間の10月の記録種数は見事にほぼ同じです。

朝の挨拶でBさんが山地の林でイスカやアトリの群れを目撃したとのこと。
15年冬のようにアトリは飛来するでしょうか。マヒワは?
今から楽しみです。でもぬか喜びにならないと良いのですが…。

参加者8名 記録種数29種 記録個体数164羽
次回は11月4日午前7時からです。担当:BR平野


posted by ばーりさ at 14:31| みにクル報告(宇都宮)

2017年10月24日

クロジなどさえずりが遅かった長野カヤの平(植田)

ICレコーダの聞き取り調査,最後の調査地の聞き取りが終わりました。
長野のカヤの平です。クロジのさえずりの頻度のグラフを以下に示しましたが,ここ4年で一番遅くなってからさえずりが活発になってきていることがわかります。

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ここにICレコーダを設置した堀田さんによると,今年は例年になく雪の多い年だったということです。
去年と今年の同じ場所の写真を以下に示しましたが,去年は10日以上早い時の写真にもかかわらず,積雪が全く違うことがわかります。

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写真提供 堀田昌伸


クロジは地面で採食しているのをよく見かける鳥なので,積雪は彼らの繁殖時期に大きく影響しそうです。
でも積雪がまだかなりある時期からクロジはさえずりを始めています。
彼らはどうやって採食しているのでしょうか?なわばりを構えるために,さえずってはいるけれども,時々地面のある遠くまで飛んで行って,採食してきて,また戻ってきてさえずるのでしょうか? それともカラ類のように木の上の方で採食しているのでしょうか? どうしているのか知りたいですね。




posted by ばーりさ at 14:51| 活動報告

2017年10月17日

八代市で水鳥の話をしてきました(守屋)

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球磨川河口


 土曜日に、八代野鳥愛好会の高野さんに呼んでいただいて、次世代のためにがんばろ会さんが主催する球磨川河口のラムサール条約登録湿地を目指した勉強会でお話をさせてもらいました。
 ラムサール条約は、正式題名「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」というくらいなので、生息する水鳥の状況把握や保全は大事なんですよ!

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観察場所にあるフライウェイの説明パネルと観察されている高野さん:防災のための堤防のかさ上げ工事で、調査に脚立が必要になったとのこと

 球磨川河口は、すでに東アジア−オーストラリアフライウェイというアジアの水鳥保全の枠組みには早い段階から登録している場所なのですが、ラムサール登録はまだです。

 今回は、日本における干潟の重要地域、有明海・八代海にあることや水鳥の種類や個体数の豊富さから水鳥の基準クリアの面で問題ないことをお話しました。
 また干潟は、堆砂や穏やかな波、干満差といった条件が必要な地形で、どこにでもあるわけではありません。特別な生物が棲み、生態系が構築されていて、それにまつわる文化があり、特徴的な場所をなします。お話をすると長年住んでいる人は、それほど貴重なものかと思われる方も多いので、大きく日本全体や世界全体から俯瞰してみて,はじめてその貴重さや重要さがわかるのかもしれません。そのような視点からもお話しました。

 いろいろと伺った様子だと、自治体も前向きとのことでそう遠くないうちに登録湿地になるのではないかと思います。

 また、登録後が大事という話もしました。まさしく登録はスタートで、その貴重な環境を守りつつ住まう人も豊かになっていくために活動しなければなりません。
 先にラムサール条約登録湿地となった荒尾干潟の漁業組合長も水産物のブランド化や市の知名度の向上など、非常に良い循環が生まれていることをお話され、地元の産業と上手に折り合っていけることを示されていました。

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荒尾漁協組合長「もともと鳥の多い地域だから、ラムサールに登録されたからといって、極端に増えるわけでもなかろう」ということで、漁協からの反対の声もなかったそうです。

 豊かな自然環境を持続的な利用で次世代に受け継いでいってほしいと思いますし、微力ながらお手伝いできたらと考えてます。
posted by ばーりさ at 10:23| 活動報告