2016年05月31日

今年は厳しい?シロチドリの繁殖(守屋)

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今年も九十九里浜でシロチドリの調査を実施しています。

昨年度、各地に越冬していたシロチドリのいくつかの個体は繁殖地に戻り繁殖しています。

ただし今年は、コアジサシコロニー近接抱卵型のシロチドリ巣は少なく、盛り上がりもいまいちの様子。
初期に営巣が失敗することも多いです。

コアジサシも昨年ほどは多くないため、
コアジサシのコロニー規模の縮小
 →防衛力低下
  →カラスなど捕食者の侵入を許す
   →卵が捕食されている
といった可能性もあります。

コアジサシに頼ってないポツンとヒッソリ抱卵型のシロチドリはどうなのか気になるところです。

また、今年はビーチに来た方に気にしてもらおうと行徳野鳥観察舎謹製のチラシも配る予定です。
めったに踏まれることはありませんが、偽傷を見たり、周りを飛んで「ゲルッ」と鳴かれたら要注意です。

ビーチにお出かけの方、気にしてください。
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posted by ばーりさ at 18:03| 活動報告

2016年05月28日

中央公園5月28日調査報告

どんよりとした朝。
そのせいかやや気温も低めです。

今年もムクドリの季節到来です。
あちこちから巣立ちビナの騒々しい鳴き声が聞こえてきます。

駐車場の片隅のアメリカザイフリボクの実も赤く色づいてきました。
ムクドリたちは、この赤い実が大好物です。
家族群でやってくるもの。

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(アメリカザイフリボクの赤い実にやってきたムクドリ)

成鳥だけでやってきては、実を数個飲み込むとすぐ飛び去るもの。
巣立ちビナも混じって枝に逆さになって実を食べています。

たくさん実をつけていても来週には食べつくされてしまいます。
その後は植え込みの下で小動物を探し回るようになります。

ただ、騒々しい割には個体数は思ったほど多くありません。
この一帯ではせいぜい30羽ほどです。
公園全体でも今朝は約40羽でした。

ところで、ムクドリは住宅地の代表的な鳥です。
とすると、公園では1年を通して個体数も多いと思われがちです。
しかし、公園内でムクドリが記録されるのは4月下旬から8月にかけてです。

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(2008年から2015年までの10日ごとのムクドリの個体の変動)

上の図は10日ごとの最多個体数の8年間の変動です。
毎年ほぼ同じ時期にピークがあり、その後は少数のみです。
11年から13年は明確な2山のピークがみられました。
6月初旬と7月下旬から8月上旬です。

年によって5、6月が多い場合と逆に7、8月が多い場合が見て取れます。
年による違いは1回目と2回目繁殖の繁殖成績の違いによるものなのでしょうか。
興味深いです。

さて今年は2山でしょうか。それとも1山?
前半と後半どちらが多いでしょうか。
この後の調査が楽しみです。

参加者3名 記録種数20種 記録個体数123羽
次回は6月4日午前6時30分からです。担当:BR平野



posted by ばーりさ at 11:41| みにクル報告(宇都宮)

2016年05月25日

ハシボソミズナギドリが落ち始めました(奴賀)

5/24、シギ・チドリ調査で九十九里浜に行ってきました。
もうシーズンも終わりか、シギチは少なく、替わりに砂浜に黒い物体が点々と落ちています。

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ハシボソミズナギドリです。

年によって変動はありますが、例年、5月〜6月頃に、本州太平洋岸の海岸に大量に漂着します。その多くの個体は死んでしまうようです。
時々、「謎の大量死!?」みたいな感じでワイドショーネタにもなっています。

昨年は気象の影響か、海流の影響かわかりませんが、ハシボソミズナギドリはあまり見かけず、漂着個体もかなり少なかったと思うのですが、今回調査でみかけた感じでは、今年は例年並みかそれ以上に多そうです。

漂着の原因は、病気ではなく、衰弱です。
漂着個体はほとんどが幼鳥だそうで、過酷な北上の渡り途中で衰弱し、海岸に漂着しているようです。

その辺の詳しいことは山階鳥類研究所のホームページにでていました。

衰弱が原因ならば、保護して栄養をつけて元気になればまた無事に渡っていけるということでしょうか。
それにしても、数が多すぎるのです。。。


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陸上を飛ぶハシボソミズナギドリ。




posted by ばーりさ at 22:05| 活動報告